「聲の形」を観た!
今日は、久々の平日休みで、朝も早く起きられたので、
「やっぱり、映画かな(^^;」
と思い、何を観ようかと上映中のラインナップを見てみました。
「何者」
「お父さんと伊藤さん」
「怒り」
「永い言い訳」
う~む。イマイチ足が向かない…
そして、悩んだ結果
「聲の形」に決定しました!
んで、早速映画館へ。平日のお昼なので、ガラガラでした。
そして上映が始まった途端、心がえぐられました。始めっから、涙が止まりませんでした。
何故かと言うと、主人公の境遇が、自分の十代の時期にもろにシンクロしたからです。
僕は、小学校時代に小児喘息を患っていました。そのせいで、体育は見学しがちで、学校も休みがちでした。
それだけのせいではないのですが、何となく自分の中に「孤立感」を常に抱えていました。
また中学校時代は、いわゆる「不良」の目に怯える毎日で、いつのまにやら常に斜め下を見て歩くようになりました。
要は、人の目をちゃんと視ることができなくなったのです。
その状況は高校時代もあまり変わらず、クラスでは全然周りに打ち解けられず、部活だけが心の拠り所でした。
40歳になった今でも、人の目をちゃんと見るのが苦手です。そして、人とつるむのも苦手です。
多分、いろんな人と関わろうとして、逆に孤立させられるのが怖いのだと思います。
そんな自分が、この映画の主人公とシンクロしてしまった訳ですが、とにかくこの主人公は、最初からヒロインの女の子に「一目惚れ」しちゃったんですね。
そして、その女の子と上手く意思の疎通ができないイライラで、逆に彼女を虐めることとなり、更にそれがエスカレートし、最後には取り返しのつかないところまで進んで行ってしまいます。
何故なら、どんなにひどいことをされても、ヒロインは笑顔を繕ったり、「ごめんなさい」の一言だからです。
そんなヒロインも、主人公の男の子と、感情を剥き出しにして取っ組み合いのケンカをする場面があります。
それこそが、ヒロインが初めて「自分自信が出したかった聲(こえ)」を発したシーンだと思います。
その後、お互いに高校生になって再会するわけですが、そこで主人公が手話を学んだことを知ったヒロインは、グラッと感情が揺り動かされたのでしょう。
そしてお互いが「いじめ」を経験し、「死」を望み、お互いを「生かそう」とした、いわゆる「共感」の数々が、まさしく「愛」に変わったのだと思います。
と、いろいろと語っちゃいましたが、上映中泣きまくってしまったこの映画は、あの大ヒットアニメ映画「What is your name?」より断然感動しました。