ふたりごと
「ひとりごと」って、誰でも言うと思うんですよね。
私もついつい「ひとりごと」を言ってしまいますが、それをする場所といえば、もっぱら自宅です。
道端でもたまに「ひとりごと」を言いますが、周りに人がいないことが絶対条件です。
しかし、街中にいる「ひとりごと」ウォーカーは…
街中を歩いていると、「ひとりごと」を言っている人に「頻繁に」出くわします。
街中の「ひとりごと」ウォーカーは、老若男女関係無く多種多様です。
ただ、そのいずれの者についても共通して言えることは、
私が近づいてきた時を見計らって、「ひとりごと」をし始める。
という事です。
道を歩いていて、正面から中年男性が近づいて来たとき、口元が全然動いていなかったのに、私とすれ違う手前から急に、「あー、疲れたなあ。」と発したり、ぶつぶつ呟いてきたりします。
それはまるで、「ひとりごと」を誰かに聞いて欲しくて、人が近づい来るのを待ってましたとばかりに、「ひとりごと」を炸裂するようです。
これはもはや「ひとりごと」ではなく、「ふたりごと」です。
とにかく、この「ふたりごと」をしたがる人々は本当に多いです。恐らく、
①日頃から寂しくて誰かとコミュニケーションをとりたくて堪らない。
②自分の存在を誰かに誇示したい。
という感情からくるものなのかなあ、と思う今日この頃です。